イスラム協力機構がミャンマーを提訴、スー・チー氏が弁明へ

 イスラム協力機構(OIC)がミャンマーに対し、ロヒンギャなどイスラム教徒を迫害、大量殺りく、民族浄化をしているとして国際司法裁判所に提訴したことに対し、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が裁判所で直接弁明することがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 大統領府の発表によると、ミャンマー政府は国際的に有力な弁護士を雇い、国家顧問をはじめとする代表団がオランダ・ハーグの国際裁判所に出向き、12月10日から12日まで行われる第1回目の審問に出席する。国軍もミャンマー政府に対して協力的な姿勢を示しており、十分な証拠を提出するものとみられている。

 政治評論家のミン・ティン氏は「国家顧問自らが審問に出席するということは、十分反論できる証拠を持っているということだろう。国際社会の中でミャンマーの尊厳を守るために頑張ってほしい」とコメントした。