ダウェー経済特区に中国と香港がLNG火力発電所を建設する計画が浮上

 ダウェー経済特区に中国・香港が液化石油ガス(LNG)火力発電所を建設する計画が浮上した。ダウェー経済特区管理委員会のミィン・サン副議長が発表したものを7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、ダウェー経済特区に中国国家技術進出口公司(Chine Technical Import & Export Corporation)と香港系のVパワーの2社が10月23日にダウェー経済特区を視察し、ミィン・サン副議長と話し合いを行ったという。ミィン・サン議長は「彼らはダウェー経済特区にLNG火力発電所を建設したいとの話があった。彼らはダウェー経済特区の開発状況を知りたがっている」とコメントした。

 この2社は、来年暑季の電力不足を解消するためミャンマー政府が5か所のプロジェクトを実施する中で4か所のプロジェクトも受注したとみられている。同社が受注したのはLNG火力発電所(チャウピュー:150MW、タンリン:350MW、タケタ:400MW)の3か所および天然ガス火力発電所(チュンチャウン:20MW)1か所の計4か所とみられる。電力・エネルギー省は2020年暑季の電力不足を解消するため、1,040MW分の電力を調達するために6月28日から国際入札を実施した。V-POWERはミャンマー中部のミンジャンで天然ガス火力発電所(90MW)を建設・運営している。