上等米の小売価格が9か月で40%上昇

 2019年1月1日から9月30日までの9か月間で、上等米の小売価格が最大40%上昇したことがわかった。ミャンマー米協会の発表を7Day Dailyが伝えたもの。

 発表によると、上等米(ポーサンムェ)の1月の小売価格は48,000Ksだったが、9月末には62,000~67,000Ksに上昇、値上がり率は30~40%となった。一方、下等米は21,500Ksから23,000Ksに値上がりしたが、値上がり率は7%に留まった。2019年は輸出量が減少したため、輸出用下等米(砕米率25%)の在庫が滞留していることが原因とみられている。

 ミャンマー米協会の幹部は「雨季米の新米が市場に出回り始めるのは11月から12月にかけてのため、例年10月に小売価格がもっとも高くなる。11月になれば多少下がるだろう」とコメントした。

 ミャンマー・中国国境ムセの米市場では中国・雲南省政府が1日あたり2万袋(約1,000トン)まで制限し輸入を許可している。