8月のインフレ率は8.53%、銀行金利を上回る

 ミャンマー国内の8月のインフレ率が8.53%に達し、銀行預金の金利(年利8.5%)を上回ったことがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 連邦政府・中央統計局の発表によると、基礎的な生活物資である米、食用油、肉、魚、鶏卵などのほか、食料品以外の物資も軒並み値上がりしているため、8月のインフレ率が8.53%に達したという。2019年1月のインフレ率は6.34%であったのに対し、インフレ率が2.19%上昇していることになる。

 ある実業家は「インフレ率が銀行金利を上回ると、銀行預金が大量に引き出される恐れがある」とコメントした。2019年8月末までのミャンマー国内の銀行の預金残高は42兆9千億Ksとなっている。