ミャンマー製医薬品のシェアは20%以下、外国製が優位に

 ミャンマーで使用される医薬品について、国内で生産されている医薬品のシェアは20%以下で、およそ80%が海外からの輸入品に依存していることが明らかになった。ミャンマー薬品製造・販売業協会が発表したもの。The Daily Elevenが伝えた。

 同協会によると、外国から医薬品を輸入する際の関税はほとんどの場合免除されているが、医薬品の原料を輸入する場合は3~5%の関税がかかっているという。業界では海外からの医薬品に対して関税をかけるなどの政府が対策を行わない限り、国内製品の海外製に対する競争力はなく、製薬業が発展しないと指摘している。

 ミャンマー国内には国営の製薬工場が5か所、民間の製薬工場が7か所あり、360種類の医薬品を製造している。2011年にNLD政権が誕生して以来、政府は民間の製薬業を奨励しており、初めての民間製薬会社としてAA製薬、次いでシルバー・シャイン・インターナショナルを許可している。