電力料金引き上げの7月、インフレ率が8.35%に

 電力料金が引き上げられた7月のインフレ率が8.35%に達していたことがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 中央統計局の発表によると、2019年1月のインフレ率は6.94%だったが、7月には8.35%に上昇したという。インフレ率が上昇した原因として経済専門家は、国内に出回っている通貨供給量が多いこと、基礎的な食料品の価格が上がっていることなどをあげた。中央統計局の発表では、基礎的な食料品のうち、米、食用油、魚、肉、野菜の価格が上がっていることが要因であると分析している。

 今年の1月から7月末までに米の小売価格は25%、食用油は20%、牛肉は8%、鶏卵は7%ほど値上がりしている。ミャンマー商工会議所連盟の副会長は「インフレ率が銀行利息とほぼ同率となっているのはミャンマー経済にとって憂慮すべき状態。電気料金が引き上げられ物価が上昇しているにも関わらず労働者の賃金が変わらない状況は、労働者の生活を一層苦しくしている」と指摘している。