銀行不安で金相場価格が130万Ksを突破

 国民の間で銀行に対する不安が広がったことで金への需要が高まり、9月5日には1ビス(約16.5グラム)あたりの金相場価格が130万Ksを超えたことがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 マンダレー金取引業協会によると、8月5日の金価格は1ビスあたり1,154,000Ksだったが、9月5日に1,307,000Ksを超えた。1か月で15万Ksも上がったことになる。同協会のテイン・トゥン会長は「国民が銀行から預金を引き出し金買いに走っている。コントロールできない状態になっている。協会員には金価格を安定させるため、金の空売りをしないことや、ブローカーと売買しないように通達した」とコメントした。

 8月27日にミャンマー中央銀行の副総裁が議会で「民間銀行の不良債権問題」について言及したことが発端となり、国民の間で銀行不安が広がっている。