ミャンマーの民間銀行で不良債権が増加

 ミャンマーの民間銀行で不良債権が増加していることがわかった。The Voiceが伝えた。

 ミャンマー不動産業協会のタン・ウー副会長によると、現在ミャンマーの民間銀行が抱えている不良債権の物件数は、以前は5,000件程度だったものが10,000件に増加しているという。銀行に担保として差し入れられている物件は、評価価格が10億Ks以上の土地や一戸建て住宅が多数を占めている。売り物件が急増することが見込まれ、不動産相場価格が急落する可能性が出ているという。

 タン・ウー副会長は「銀行から融資を受けているミャンマーの国内企業の多くは返済の見通しが立っていない。そのため、差し入れている担保が競売にかけられる可能性が高くなっている。売り物件が急増すると、不動産相場に大きな影響が出るだろう」とコメントした。