銀行の融資残高が24兆Ksを超える

 ミャンマーの民間銀行、政府系銀行、外国銀行の民間への融資残高が、24兆Ksを超えていることがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 ミャンマー中央銀行の発表によると、2018年9月末現在の預金残高は42兆9,000億Ks、融資残高は24兆2,260億Ksだった。NLD政権が誕生した2016年度末の預金残高は23兆3,000億Ks、融資残高は15兆2,570億 Ksだったため、2年半で融資額が9兆Ks増えたことになる。融資先でもっとも融資額が多いのは貿易業で7兆4,000億Ks、次いで建設業で5兆8,000億Ksとなっている。

 銀行が融資の際に預かっている担保としてもっとも多いのは土地や建物などの不動産で、全体の77%を占めているという。このため、専門家は不動産相場が暴落した場合には金融不安に陥る恐れがあると指摘している。