マンダレー~ムセ高速鉄道の建設に向け基礎調査を実施中

 ミャンマー中部の中核都市マンダレーと中国国境のムセを結ぶ高速鉄道を建設するための基礎調査が進んでいることがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 ミャンマー国鉄のミョー・ウイン技術部長の発表によると、基礎調査を行っているのは中国のコンサルタント企業CREECで、環境調査説明会を沿線となるナウンチョー、チャウメーの各郡区で実施済みだという。8月17日にはマンダレー管区パテインジー郡区で同様の説明会が行われ、高速鉄道のマンダレー駅は、郊外からマンダレー市内に入るミッゲー料金所付近に建設されることがわかった。

 マンダレー~ムセ高速鉄道は全長256マイルで、途中に36の駅を設置、124か所の橋や60か所のトンネルが建設される設計となっている。現在の鉄道では、マンダレー~ムセ間の中間点となるラショーまで16時間かかっているが、高速鉄道が完成した場合、マンダレー~ムセが3時間で結ばれることになる。基礎調査が終了後、ミャンマー連邦政府が鉄道の建設を実施可否について判断する予定。