電気メーターの入札、国軍系企業の圧力により中止に

 ミャンマー全国に供給する電気メーターの入札について、国軍系企業が入札審査委員会に不当な圧力を加えたため中止となったことがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 連邦議会で行われた電力・エネルギー省トゥン・ナイン副大臣の証言によると、2017年度の国家予算によりミャンマー全国の家庭に供給する電気メーターの入札が行われ、6社が応札した。技術レベルの審査により2社が通過し、2社の応札価格を比較したところ、アルファーパワーが81億Ks、国軍系のミャンマー・エコノミック・ホールディングス・リミテッド(MEHL)が134億Ksのため、アルファーパワーが落札することが確実となった。しかし、国軍系のMEHLが入札審査委員会に対して度重なる圧力をかけてきたため、入札実施細則の規定により同入札は中止となったとしている。