ダウェー経済特区、軽工業と物流拠点に計画変更へ

 頓挫していたダウェー経済特区の開発計画に新たな動きが見られた。Nikkei Asian Reviewが報じたものを7Day Dailyが伝えたもので、日本政府はダウェー経済特区の開発方針を大幅に見直し、軽工業とインドへの物流拠点とするよう計画を変更する。

 報道によると、ダウェー経済特区は重化学工業中心に開発が行われる予定だったが、これを大幅に見直し、軽工業とインドへの物流拠点として港湾と物流施設を中心に開発を進めることとし、近く経済産業省が企業向けの説明会で発表するという。今秋に日本、タイ、ミャンマーの3者協議を行い正式に決定する見込み。

 ダウェーはベトナムのホーチミン、カンボジアのプノンペン、タイのバンコクを通りインド洋まで繋がる「南部経済回廊」の終点に位置する要衝。日本政府は2015年にミャンマー、タイ両政府と共同開発することで合意し、国際協力銀行(JBIC)が資金面で支援している。