電力不足解消のため発電所建設の国際入札を開始

 電力・エネルギー省は来年の乾季の電力不足を解消するため、1,000MWの電力を増強すると発表した。これに基づき天然ガス発電所など5か所の発電所を緊急に建設するための国際入札を開始したことが明らかになった。7Day Dailyが伝えた。

 同省の発表によると、天然ガス火力発電所をチュンチャウン(20MW)、アローン(120MW)の2か所に、LNG火力発電所をチャウピュー(150MW)、タンリン(350MW)、タケタ(400MW)の3か所に建設するとした。総発電量は1,040MWとなる。

 電力・エネルギー省のソー・ミィン次官補は「来年乾季の電力不足を解消するためだ。BOT方式によりこの事業に投資を希望する国内・国外企業は関心表明書を提出してほしい」とコメントした。同省によると、2019年4月時点の電力不足量は400MWで、来年の4月までに電力需要がさらに688MW伸びると予想し、1,040MWの増強を決定したという。