トヨタ、ミャンマーでの新工場設立を正式決定

2016年にMyanmar Plazaで行われたVIOS(ヴィオス)の発表・即売会には沢山の人が詰めかけた

 トヨタ自動車は5月30日、トヨタとしてミャンマーで初めてとなる車両生産会社「Toyota Myanmar Co., Ltd.(TMY)」を設立し、2021年2月よりピックアップトラックのハイラックスを現地生産すると発表した。

 ミャンマーは経済発展に伴い、2018年の新車需要は前年比2.1倍増の約18,000台と、大幅な伸びを示している。トヨタは現在、ミャンマーにてハイラックスのほか、VIOS(ヴィオス)、Rush(ラッシュ)などを輸入して販売しているが、今後も着実に拡大する市場を見据え、今年6月にTMYを設立。現地生産を進めていく方針。

 新会社TMYへの投資額は約5,260万米ドルを見込んでおり、トヨタのほか、ミャンマーで様々な事業を展開する豊田通商も15%を出資する。また、約130人の新規雇用を予定している。新工場は、最大都市ヤンゴンの南部近郊に位置するティラワ経済特区に建設を予定しており、2021年の稼働当初は、SKD(セミノックダウン方式)でハイラックスを年間約2,500台生産する予定となっている。