天然ガス送出不具合が発生、電力供給がさらに不安定に

 ヤダナー油田からヤンゴン管区へ送出している天然ガス供給システムのコンプレッサーに不具合が起きているため、ヤンゴン管区内の電力供給がさらに不安定になる可能性があることがわかった。ヤンゴン電力供給公社(YESC)が5月14日に発表したもので、7Day Daily紙が伝えた。

 発表によると、コンプレッサーの不具合により十分な天然ガスを供給することができず、圧力が下がっているため、ヤンゴン管区内の天然ガス火力発電所5か所の操業がストップする可能性が出ているという。5月13日のヤンゴン管区内の電力需要は1,393MWで、もし操業がストップした場合、400MW分の電力が供給できなくなる。

 ヤンゴン電力供給公社(YESC)の担当者は「電力が安定供給できるかどうかは天然ガスの開発会社の努力にかかっている」とコメントした。