一帯一路サミットで「BCIM経済回廊計画」が棚上げ

 4月25日から3日間行われた第2回「一帯一路」国際協力サミットにおいて、「BCIM経済回廊計画」に関する報告が中国共産党幹部からなされず棚上げされていたことがわかった。7Day Daily紙が伝えた。

 「BCIM経済回廊」とは、バングラデシュ、中国、インド、ミャンマーの4か国を結ぶ高速道路などのインフラを整備し域内の貿易や投資の促進を図るもの。中国西部の昆明、ミャンマー中部のマンダレー、インドのコルカタ、バングラデシュのダッカなどを結ぶ計画。

 計画が棚上げされた理由は明らかになっていないが、インドが中国の影響力拡大に懸念していること、カシミール問題で対立しているパキスタンが関与するCPEC(中パ経済回廊)にインドが反対していることなどが推測されている。