シャン州政府とミャンマー警察の合同チームが中国への不正籾輸出を初摘発

 経済・貿易省は10月18日、シャン州ナムカン郡において籾を満載したトラック17台をシャン州政府やミャンマー警察の合同チームが摘発したと発表した。同省のヤン・ナイン・トゥン次官の発表を7Day Daily紙が伝えた。

 同次官は「籾の状態での輸出は禁止されている。そのため、シャン州政府、計画・財務省と内務省に取り締まるよう要請していた。籾の状態での密輸は3~4年前から行われており、今回初めて摘発に踏み切った」とコメントした。

 現在、中国の商人がミャンマー人ブローカーと共同でミャンマーの農家から直接高値で籾を買い取り、中国へ密輸出するケースが横行しており、米ぬかが不足して畜産水産業向けの飼料が高騰するなどの問題が発生している。