ヤンゴン動物園の檻が市歴史文化遺産に登録

 ヤンゴン市内の遺産保護活動を行っているヤンゴン・ヘリテージ・トラスト(YHT)は、ヤンゴン動物園内にある檻の一つを市の歴史文化遺産として登録した。同機関の発表を7Day Daily紙が伝えた。

 発表によると、この檻は1915年に作られたもので、檻には「King Edward VII 1915 Carnivora House(エドワード7世 1915年、ネコ科動物の檻)と文字が刻まれている。現在、この檻の中でトラが飼育されている。1910年にエドワード7世が逝去したことを偲びヤンゴン市民の基金により作られたという。

 10月14日に市歴史遺産に登録されたことを記念して、ブループラーク(青色の銘板)を掲げる式典が行われ、ヤンゴン管区政府のピョー・ミン・ティン首相が出席した。市歴史遺産に登録された施設として22か所目となる。
(写真:ヤンゴン動物園正門)