ミャンマーの最低賃金、日額5,600Ksは無理と経営者側が回答

労働者側が強く要求している最低賃金日額5,600Ksについて、経営者側が引き上げは無理と回答したことがわかった。ミャンマー縫製業協会が大統領に提出した回答書の内容に関し、シュエリンバン工業団地のエー・タウン議長のコメントをThe Voice紙が12月4日に報じたもの。
エー・タウン議長は「今、経営者側の回答額ははっきり言えないが、3,600Ksから5,600Ksの間であることは確かだ。5,600Ksでは経営が成り立たない」と述べた。一方、ミャンマー労働組合連盟のノー・アウン副議長は「経営者側の声を政府が認めてしまうのではないかと危惧している。そのため、全国で日額5,600Ks以上を要求する運動を繰り広げている。日額5,600Ksはまだ少ないほうだ」とコメントした。
労働省は12月最終週に政府、国会議員、労使が参加するフォーラムを開催し、最低賃金を決定すると発表している。