インフル流行でミャンマーの精霊祭りが無期限延期に

 7月31日から8月7日まで開催される予定だったタウンピョン精霊祭りが季節性インフルエンザの流行を受けて無期限延期になったことがわかった。7月31日にマンダレー管区政府が延期命令を発表した。管区政府は当初、祭りの開催自体は許可し、人が集まる演劇や映画上映を中止するよう通達を出していたが、無期限延期の急な決定に祭り関係者や露店の経営者が戸惑っている。
 ある露店の店主は「この祭りのためにミャンマー全国から業者が集まっている。1店あたり300万Ksを投資しており、これをどうやって回収すればいいのか途方に暮れている」とコメントした。
 タウンピョン精霊祭りは、マンダレーから北へ約20kmほどのところに位置するタウンピョン村で開催する精霊(ナッ)を信仰する祭りで、祭り期間中ナッカドーと呼ばれる霊媒師がミャンマー全国から集まり大変な賑わいになる。日本からも祭り見物ツアーが毎年実施されている。
[7Day Daily] 2017/7/31