銃撃事件に関するミャンマー大統領府の報道発表

国民民主連盟(NLD)の法律顧問コー・ニー氏(63)が射殺された事件に関し、ミャンマー大統領府は声明を出した。 1. インドネシアで1月22日~29日に開催されたシニア・リーダーシップ・プログラムに参加し、1月29日にシンガポール経由でヤンゴン国際空港に帰国したコー・ニー弁護士(NLD:国民民主連盟法律顧問)は同日午後5時ごろ、至近距離からピストルによる銃弾を受け、即死した。銃撃犯を逮捕するために協力したタクシー運転手のネー・ウイン氏も、犯人の発砲を受け死亡した。責任感のある市民や警察官により犯人であるチー・リン(53)の身柄は拘束された。 2. 暗殺されたコー・ニー弁護士と犯人逮捕のため協力したネー・ウイン氏に対して深く哀悼の意を捧げるとともに、犯人逮捕のために協力した市民に対して心から感謝する。 3. 初期捜査により、この事件は治安を破壊し国内を不安定にする意図があると分析できる。連邦政府はこの事件の真相を究明するため、さらに捜査を続行しており、事件の経緯、状況をみて、国内の警戒レベルを引き上げている。 4. 国民はこの事件に怯えることなく平穏に生活すること、宗教や民族問題を煽る行動に特に注意し、この事件に関係したことであれ、国内の治安を乱す行為に関することであれ、何か異常があれば関係当局に即座に通報するようお願いする。 [Myanmar Alinn] 2017/1/31