ヤンゴン”道と暮らしの祭り” YANGON LIVING STREET EXPERIENCE開催
ヤンゴン管区政府とヤンゴン市開発委員会(YCDC)、JICA(国際協力機構)の共催で、12月10~11日の2日間、ヤンゴン市の歴史的な地区の景観美化を地域住民主導で行っていくための市民啓発を目的として企画されたイベント「YANGON LIVING STREET EXPERIENCE」が行われる。 このイベントは、チャウッタダーのマハ・マンドーラ公園通りとBank通りで行われ、イベントの時間帯は歩行者天国になる。会場では伝統舞踊や伝統音楽の披露、伝統工芸品の実演販売やミャンマーを代表する民芸品・雑貨の販売のほか、歴史的建造物のライトアップなども行われる。 イベントホームページ: https://ygn-livingstreet.com/
ミャンマーの縫製業、GSPの恩恵でEU向けの注文が急増
GSP(特恵関税制度)の恩恵を受け、ミャンマーの縫製業に対しEUからの委託加工貿易方式による注文が急増している。ミャンマー縫製業協会の話によりわかった。昨年度(2015年度)にもっとも受注量が多かったのは日本向けで、輸出額は5億8000万ドル。日本向けは2010年以来、連続でトップとなっている。 ミャンマー縫製業協会のミィン・ソー会長は「今年度は日本を抜いてEUがトップに立つだろう」とコメントした。2016年11月10日までの縫製業の輸出額は10億ドルを超えているが、これは前年より6億9000万ドル多いという。 現在の各国別のシェアは日本:33%、EU:25%、韓国:25%、米国:2.4%、中国:2.4%。EUはミャンマー産の物品に対してGSPを適用しているが、米国は経済制裁解除後、GSPの適用を再開したものの縫製業には適用しておらず、関税も木綿製品には10%、合成繊維には37%を課している。 [The Daily Eleven] 2016/12/4
ミャンマーで自動車廃棄証明書(スリップ)の相場が急騰
2017年向けの自動車輸入政策が11月30日に発表されて以降、老朽化した車の代替を行うために不可欠な廃棄証明書(スリップ)の相場価格が急上昇し、1,200万Ksを超えたことがわかった。2017年以降、フリーパーミットにより輸入する場合は左ハンドルに限定され、ミャンマー人に人気の高い日本製の中古車を輸入する場合にはスリップが必要となることや、車販売ショールームが委託販売方式で輸入した日本製の中古車は、2016年12月末までに販売しなければならないことなどによりスリップ価格が急騰している。 中古車市場によると、名義付きのスリップは1,200万Ks、事故車のスリップは1,050万Ks、老朽化し代替の対象となる車の相場価格は1,000万Ksとなっている。 自動車専門誌の記者は「スリップ付きで輸入できる日本の中古車の種類が来年から非常に少なくなり、12月末までに輸入ライセンスを得るために輸入業者が競ってスリップを高値で購入している。スリップ自体が品薄で、相場価格はさらに高くなるだろう」とコメントした。 [7Day Daily] 2016/12/3
ミャンマー、2017年向け自動車輸入政策が発表される
経済・貿易省、陸上運輸管理局、税関などで構成される車輸入・関連業監督委員会は11月30日、2017年の車輸入政策および輸入できる車の年式などを発表した。 詳細は以下の通り。 (A) 老朽化した車の代替政策により車を輸入する場合(委託販売を含む) (1)乗用車 → 2011年~2014年 (2)排気量1350cc以下の車 → 2011年~2017年(※但し2015年~2017年は左ハンドルに限定) (3)トラック → 2007年~2014年 (4)バス → 2007年~2014年 (B) 個人がフリーパーミットにより車を輸入する場合 (1)乗用車(排気量1350cc以下の車も含む) → 2015年~2017年(※左ハンドルに限定) (2)トラック → 2007年~2017年 (3)長距離バス → 2012年~2017年(※左ハンドルに限定) (4)バス、市内バス(ミニバス、大型バス) → 2007年~2017年(※左ハンドルに限定) (C) 通常の輸入ライセンスにより車両を輸入する場合(無償で輸入する場合も含む) (1)乗用車 → 2015年~2017年(※左ハンドルに限定) (2)事業用の重機 → 2007年~2017年 (3)消防車 → 2001年~2017年 (4)救急車 → 2001年~2017年 (5)霊柩車 → 2001年~2017年 (6)宗教で使用する車 → 2007年~2017年 (7)長距離バス → 2012年~2017年 (8)バス、市内バス(ミニバス、大型バス)→ 2012年~2017年(※左ハンドルに限定) […]
ミャンマーの自動通関システム(MACCS)運用開始も順調に稼働せず
輸出入の貨物をコンピューター上で処理する自動通関システム(MACCS)が11月中旬から運用開始されたが、様々な問題に直面し順調に稼働していないことがわかった。 自動車輸入・販売業協会のソー・トゥン会長は「税関職員がこのシステムに慣れておらず、インターネットの通信状況が悪いことなどによりシステムが順調に稼働していない」と語り、ある輸入業者も「税関職員の手元に何も残らず利益がないためか、やる気がない」と不満を漏らした。 経済・貿易省のミィン・チョー局長は「不具合があることは承知している。職員も輸入業者もこのシステムに慣れていないが、移行期なのでしばらくは我慢してほしい」とコメントした。 [7Day Daily] 2016/11/29