ミャンマー労働・入国管理・人口統計省、マレーシアへの出稼ぎ労働者の派遣を無期限で禁止

マレーシア首相が先頭に立ちミャンマーを激しく非難したことを受け、労働・入国管理・人口統計省はマレーシアへミャンマー人労働者を派遣する事業を無期限で禁止した。また、マレーシアから送られて来る新規のデマンド・レター(求人情報)の受付を12月6日付で同省が中止させた。
労働者指導局のテイン・ウイン局長は「自国民を保護する観点から中止させた。マレーシア側が中止したのではなく、ミャンマー側が派遣しないということだ」と語った。その上で同局長は、すでに労働者を派遣する許可が与えられている場合、「労働者派遣会社が派遣される労働者に対してすべての責任を負う」という文言に署名をすれば派遣を許可するとした。
労働・入国管理・人口統計省の10月までの統計によると、マレーシアで正式に働いているミャンマー人の海外出稼ぎ労働者の数は19万人以上と発表されているが、海外労働者派遣会社の推定によると、実際には50万人から70万人いるとみられる。
[The Voice] 2016/12/7