スー・チー国家顧問と安倍首相が会談、ミャンマーに1,250億円の支援を表明

ASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳らが出席する東アジア首脳会議に向けラオスを訪問中のアウン・サン・スー・チー国家顧問と安倍首相は9月7日、会談を行った。ミャンマーの新政権が発足して以降、両氏の会談は初めて。
安倍首相は、21世紀ピンロン会議の成功を祝福し、ミャンマーの経済発展および国民和解の実現に向けたスー・チー国家顧問の尽力に対し全面的に支援する旨を表明した。また、日本への早期訪問を要請したうえで、貧困削減や農村開発などの分野に対し、新たに1,250億円の円借款供与を決定したことを伝えた。スー・チー国家顧問はこれに対し「力強い支援に感謝する。できるだけ早く訪日したい」と述べた。
また、安倍首相は「ミャンマーの発展にはODAのみならず、民間企業による投資が非常に重要。日本は、官民の緊密な連携のもと民間投資を大いに促進したい」と述べた。