ミャンマー連邦平和協議大会(21世紀ピンロン)開催

ミャンマー国内の平和と真の連邦制(フェデラル制)の実現を目的とする連邦平和協議大会(21世紀ピンロン)が、8月31日から9月3日までネピドー市内で開催された。ティン・チョー大統領、アウン・サン・スー・チー国家顧問、国軍司令官、両院議会議長、各武装勢力、など1,700人以上が参加する中、日本からは樋口建史駐ミャンマー大使と笹川陽平ミャンマー国民和解担当日本政府代表が出席した。
開幕のスピーチでアウン・サン・スー・チー国家顧問は「長年の努力にも関わらず国内平和が実現しなかった教訓を生かし、私たちの時代に私たちの手で、みんなで力を合わせて新しい歴史の1ページを作っていこう」と訴えた。スー・チー氏はスピーチの中で、テイン・セイン政権時代の国内平和に向けた努力を称えたが、元大統領は出席しなかった。
一旦出席の意向を表明していた中国国境のコーカン軍、アラカン軍、タアウン民族独立軍の3つのグループは出席しなかった。
2016/9/5