ミャンマーの集合住宅に変圧器の設置を義務化

ヤンゴン市電力供給公社は、30KW以上の電力を使用する集合住宅は変圧器を設置することを義務付けた。8月12日以降に建物が完成し、居住許可が与えられる物件に適用される。
MKT建設会社のミョー・ミィン社長は「30KWと言えば、3階建て以上の建物が該当する。変圧器の設置や、電線の敷設について改めて申請しなければならず、さらに時間とコストが必要となる」と批判した。
ヤンゴン市電力供給公社に十分な予算がないことや、変圧器不足のためヤンゴン市内で停電が頻発していること、電力需要の増加などにより来年の猛暑の季節も停電が起きると予想されており、この問題を解消するための措置とみられる。変圧器の設置コストがコンドミニアムやアパートの価格に上乗せされることも懸念されている。
[7Day Daily] 2016/8/14