UOB銀行がミャンマー通貨の安定性を評価

シンガポールに拠点をおくUOB(ユナイテッド・オーバーシーズ銀行)は、アセアン諸国でミャンマー通貨のチャットがもっとも安定し、対米ドルの価値がもっとも上がった通貨と評価した。タイのザ・ネーション紙に掲載されたもの。
同記事によると、チャットは2015年12月から2016年7月15日までの約7か月間に、対ドルレートが10.7%値上がりしているという。同期間中の各国通貨の対ドルレートは中国元:2.9%マイナス、インドルピー:1.1%マイナス、マレーシアリンギット:8.3%プラス、シンガポールドル:5.3%プラス、タイバーツ:2.3%プラス。
UOBのAlvin Liew研究員は「ミャンマーの民主化と経済改革がミャンマー通貨の価値を押し上げている。これに伴い外国投資家が石油天然ガス、運輸、通信などの分野に投資を引き寄せている」とコメントした。
昨年12月の対ドルレートは1米ドル=1,311ksだったが、7月15日には1米ドル=1,177ksとドル安チャット高となっている。
[The Daily Eleven] 2016/7/16