ミャンマー新政権、スー・チー氏は外相と大統領府相の2ポスト兼務に

先週発足した新政権では、アウン・サン・スー・チー氏が外相、大統領府相、電力・エネルギー相、教育相を兼務していたが、ティン・チョー新大統領は4日、電力・エネルギー相はピー・ジン・トン氏、教育相をミョー・テイン・ジー氏とする人事案をミャンマー連邦議会へ提出、議会は5日これを可決した。
スー・チー氏は外相、大統領府相を兼任することになり、新たに設置された国家顧問にも就任する見通し。
地元メディアによると、ペ・ミン情報相は著名な作家で、国営メディアの民営化で手腕が試される。また、世界保健機構(WHO)に勤めた経験があるミン・トエ保健相ら元官僚らも登用。アウン・コ宗教文化相ら国民民主連盟(NLD)に近い連邦団結発展党(USDP)出身者も入閣するなど、閣僚は幅広い人材を集めた。
なお、中央省庁の再編により、現在31ある省庁は21となり、閣僚は20人になる。