世界銀行、ミャンマーの成長率昨年比2%減の6.5%を予測

世界銀行は5日、ミャンマーの今年度の実質経済成長率を6.5%と予測した報告書を発表した。昨年度の8.5%と比べると大幅な減速となる。
世銀は、アジア全体の経済成長が、中国の景気後退などにより鈍化すると予想。ミャンマーについては、海外からの投資が鈍っていることや、洪水の影響を理由に、成長の減速を予測した。また「投資に伴う輸入の増加で経常赤字が拡大していることがチャット安圧力になっている」と指摘。インフレ率は、今年7月に10%に達したと分析している。
一方で報告書は、経済改革が進展することを前提として、中期的には強気の見通しを維持した。