ミャンマー中銀、輸入業者にドル供給

ミャンマー中央銀行は16日、ネピドーで行われた輸入業者との会合で、必需品として輸入しなければならないガソリン・食用油・セメントなどの輸入業者に対し、米ドルを中銀の定めた公定レートで直接業者に販売する方針を固めた。
ミャンマーでは通貨チャットの急落でインフレ懸念が強まっているが、輸入業者は公定レートで外貨を入手でき、輸入商品の価格を下げることで物価の高騰を防ぐ。
ミャンマー機械用油輸入販売協会のウィン・ミィン事務長は「ドル高により輸入品の価格が高騰しているため、ガソリン・食用パーム油・セメントなど重要な製品を輸入している業者に対し、中央銀行は国内銀行を通して必要なだけドルを売ってくれる」と述べた上で、「銀行には民間銀行も含まれる。国営銀行のミャンマー外国貿易銀行(MFTB)、ミャンマー投資・商業銀行(MITB)も含まれる」と語った。
[The Voice]