ミャンマー、財政赤字によるインフレ懸念

ELEVEN MYANMARによると、来年度予算に関するワークショップにおいて、財政赤字が原因でインフレが発生し、市民の生活が苦しくなる可能性があるため、政府は適切な予算編成を行う必要があるとの指摘が出された。
ミャンマーの財政赤字は2014年度は2兆7500億ks(約3,220億円)と見込まれ、GDP比4.16%となっている。
国際通貨基金(IMF)は、国家財政安定化のため財政赤字のGDP比は5%以内に抑えられるべきであるとしているが、ミャンマーの来年度の財政赤字は、GDP比5%を超えるものとみられている。
また、ミャンマーでは他の東南アジア諸国と比較し税収が低い水準にとどまっていることも問題のひとつで、東南アジア諸国の多くで税収がGDPの10%を超えているのに対し、ミャンマーでは8.1%程度と低いことから、税収増の施策が急務となっている。