日通、ヤンゴンで寺子屋を寄贈

ミャンマーで本格的に事業を開始した日本通運は9日、ヤンゴン郊外のタンリンにある僧院「Dhamma Dipa Monastic Education School」にメコン総合研究所(Greater Mekong Initiative、GMI)の協力で学校校舎を寄贈した。
寄贈式典では、南アジア・オセアニア日本通運の高橋康紀社長が挨拶、僧院を代表してティハ・ナナ・ランカビウォンサ僧正が「この建物はミャンマーの人材教育にとって非常に大切な校舎である」とし、謝辞を述べた。
日通が今回寄贈した校舎は、数年前に(公財)浄土宗ともいき財団(東京都港区)から寄贈された校舎に隣接しているが、それ以外の教室は旧態依然の土間で、机や椅子さえ満足にない教室がほとんどだった。従来の校舎は、雨季になると教室の中まで浸水し、教師は水に浸かりながら授業することも珍しくなかったという。
150311.jpg