電気メーターをデジタル化、ヤンゴン管区全体に設定へ

『Myanmar Times』紙によると、「電気の無駄を減らすため、ヤンゴン管区に磁石システムのメーター表示(電力量を一桁ずつ指針によって表示するもの)の代わりに、電気メーターのデジタル表示を設定し使用する」とヤンゴン市・発電部門が6月16日に発表した。
「ヤンゴン管区の4県で電気の無駄は30パーセントあり、他の県は15パーセントくらい。よって4県からデジタルの電気メーター表示へ変更し、他県も続けて設定する」と同部門担当者が語った。
磁石システムのメーター表示を使用することで、技術的な問題だけではなく、不正な行動も起きる。「磁石システムのメーター表示にある箱の鍵を外し、不正表示させる悪人がいる。また表示を読むスタッフも、ちゃんと読まずに、うその申告をする場合がある」という。
今回、デジタル電気メーター表示を設定することで、不正はできなくなる。またワイヤレスシステムで一括管理できるため、表示を読むスタッフが1つひとつ目で確認する必要もなくなる。さらに今までのシステムでは、スタッフ1人がメーター表示を800から1,000個読む計算だが、デジタルシステムには1人あたり4,000~5,000個まで読めることで、確認作業にかかるスタッフ数を減らし、国の費用削減にもつながる。
メーターのデジタル表示は1個ずつ機械の調査後に設定することで、単位の間違いや不正を疑うことはないという。
なお、ヤンゴン管区4県の45区で電気使用者は955,149人、うち一般使用者は898,883人。