2021年10月~22年5月のトウモロコシ輸出、160万トン

 ミャンマー・トウモロコシ産業協会は、2021年10月~22年5月に海外市場向けに出荷されたトウモロコシの輸出量が160万トンだったと発表した。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じた。

 同協会のミン・カイン会長によると、このうち70万トンはフィリピン、インド、ベトナムなどに海上輸送された。一方、陸上輸送されたトウモロコシは、国境検問所を通じて主にタイと中国に輸出されたという。

 今年の生産量は減少しており、FOB(本船渡し)価格は1トン当たり340~360米ドル(およそ43,500円~46,000円)、ヤンゴンの市場取引価格は1ビス(約1.6kg)あたり1,100Ks(およそ76円)と上昇傾向にある。

 同協会は、2021年度の輸出目標を200万トンに設定している。2020年10月~21年9月の実績は、約230万トンだった。

 トウモロコシの栽培地は北部カチン州や東部シャン州、北西部サガイン地方域、中部マグウェイ管区などで、冬・夏・雨季の3期作で栽培される。(時事通信社提供)