タイ・ミャンマー国境検問所、6月から3か所で再開

 タイの地元メディア「バンコクポスト」によると、北部チェンライ県にあるミャンマーとの国境検問所3か所(メーサイ、チェンセーン、チェンコーン)が6月1日に再開される。両国の国境を管轄するタイ・ミャンマー国境委員会(TBC)が、地域経済の振興を後押しするために貿易を再開することで合意した。

 TBCは、第1・第2タイ・ミャンマー友好橋の閉鎖解除と仮の国境ゲート5か所の開設を提案。チェンライ県のパサコーン知事は、県民の80%以上が新型コロナウイルスのワクチンを接種済みで、近隣国との人の往来を歓迎する意向を示した。

 ただし、両国を行き来できる通行証の所持者は、ワクチン接種証明書、もしくは抗原検査キット(ATK)による陰性証明書の提示が求められる。タイのCOVID-19状況管理センター(CCSA)は、5月から国内31か所の国境検問所の再開を許可したが、特にマレーシアと国境を接する南部ソンクラー県とサトゥン県にあるゲートに入境者が殺到しているという。(時事通信社提供)