選挙管理委員会、NLDに対する監査を6月末まで猶予

 軍評議会傘下の連邦選挙管理委員会は4月27日、国民民主連盟(NLD)に対する監査の実施時期を6月末まで延長し、猶予を与えると発表した。Radio Free Asiaが伝えた。

 国軍によるクーデター以降、NLDに所属する多くの幹部が逮捕され、一部は安全な場所に避難している。このような状況で選挙管理委員会の監査を受けるのは困難であるとし、6月末まで猶予を与えると決定したという。

 NLDサンチャウン地区議長のボー・ボー・ウー氏は「不当な手段で政権を奪取し軍評議会が任命した選挙管理委員会は非合法で、認めるわけにはいかない。監査を受ける必要もない」とコメントした。

 連邦選挙管理委員会は昨年8月から92政党に対する監査を実施中で、これまでに83政党の監査が完了している。