市民103人に死刑判決、ほとんどが若者

 2021年2月1日のクーデター以降に、軍評議会が設置した軍事法廷で死刑判決を受けた市民が103人に上っていることがわかった。Radio Free Asia(RFA)が3月28日に伝えた。

 RFAの独自集計によると、クーデター以降に軍評議会に抵抗するデモに参加したり、人民防衛隊に関与したとして逮捕され、軍事法廷で死刑判決を受けた市民は103人、無期懲役を受けた市民は72人に上っている。そのほとんどは23歳から27歳の若者で、ヤンゴン市内ダゴン大学の学生が35人含まれているという。

 直近では、学生1名が高校教師を殺害したという理由で3月17日に死刑判決を受けたほか、家政婦を射殺したとして1名が終身刑を宣告されている。