マレーシア首相がカンボジア訪問、ミャンマー情勢を協議へ

 マレーシアのイスマイル・サブリ・ビン・ヤアコブ首相は2月23日、カンボジアのプノンペンに到着した。マレーシア国営のベルナマ通信などが伝えたもので、訪問は2日間の日程でフン・セン首相との会談などが行われる予定。首脳会談では、貿易・投資の拡大をはじめとする2国間関係の強化や、カンボジアが東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国を務めるのを踏まえてミャンマー情勢なども協議する見通し。今回の訪問には、サイフディン外相、アズミン・アリ貿易産業相らが随行している。

 マレーシアは、市民への弾圧を続けるミャンマー国軍に厳しい態度を取っており、フン・セン首相の1月のミャンマー訪問も批判してきた。イスマイル・サブリ首相は今回も同様の立場を伝えるとみられる。(時事通信社提供)