2021年10月~12月の越境貿易額、前年同期比40%減の14億米ドル

 ミャンマー商業省は、10月1日~12月24日の越境貿易額について前年同期比40%減の14億4,291万米ドル(およそ1,660億円)だったと発表した。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じたもので、輸出額は41%減の10億1,525万米ドル(およそ1,170億円)、輸入額は38%減の4億2,766万米ドル(およそ490億円)となり、貿易収支は黒字を維持した。

 ミャンマーは現在、タイ(タチレック、ミヤワディ、ティーキーなど)と中国(ムセ、チンシャウェホーなど)、インド(タムーなど)、バングラデシュ(シットウェなど)との国境にある18か所の検問所を通じて越境貿易を行っている。このうちミヤワディ経由が5億8,136万米ドル(およそ670億円)と全体の4割近くを占め、ティーキーが4億206万米ドル(およそ460億円)、ムセが2億9,520万米ドル(およそ340億円)と続いた。

 輸出の主力品目は農産物、畜産物、水産物、鉱物、林産物、CMP(裁断・縫製・荷造りする受託加工)方式の衣料品など。輸入品は主に資本財、工業原料、消費財、CMPの原料などとなっている。(時事通信社提供)