軍評議会の投資・対外経済関係相、ASEAN・カナダFTAの交渉に意欲

 軍評議会傘下の投資・対外経済関係相が、東南アジア諸国連合(ASEAN)とカナダの自由貿易協定(FTA)の交渉で積極的な役割を果たす姿勢を示したことが明らかになった。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じた。

 投資・対外経済関係省のアウン・ナイン・ウー大臣は12月21日、首都ネピドーで開催された準備会合で、まもなく開始される交渉に国際協定と法律を熟知している専門家を任命する考えを示した。同相は交渉でカナダ市場への参入と投資に重点を置く一方、自国の製造・サービス部門を保護する措置を整備すると強調した。

 ASEANにとってカナダは15番目に大きな貿易相手国。2020年の貿易額は200億米ドル(およそ2兆2,800億円)で、カナダからの外国直接投資(FDI)は125億米ドル(およそ1兆4,250億円)に達した。一方、2019~20年度のミャンマーとカナダの2国間貿易額は、1億3,000万米ドル(およそ148億円)にとどまっている。(時事通信社提供)