2021年度のトウモロコシ輸出、200万トンに目標設定

 ミャンマー・トウモロコシ産業協会は、2021年度のトウモロコシ輸出目標を200万トンに設定した。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じた。

 同協会のミン・カイン会長によると、輸出価格は上昇傾向にあり、FOB価格ベースで1トンあたり240~260米ドル(およそ27,000~30,000円)となっている。国内の市場取引価格は、1ビス(約1.6kg)あたりは690~710Ks(およそ44~45円)で推移しているという。

 主な輸出先は、陸続きのタイ、中国、インドに加え、フィリピン、ベトナム、ラオス、シンガポール。タイは自国のトウモロコシ生産者を保護するため、栽培時期の輸入には最大73%の関税を課すが、2月1日から8月31日までは無関税措置が実施される。

 トウモロコシの栽培地は北部カチン州や東部シャン州、北西部サガイン地方域、中部マグウェイ管区など。3期作(冬・夏・雨期)で栽培され、年間生産量は250万~300万トン。(時事通信社提供)