シンガポールのネットバンクで障害、ミャンマーの国債販売が影響したとの臆測を否定

 シンガポールのDBS銀行は11月24日、前日に発生したネットバンクなどデジタルサービスの障害について、ミャンマーの国債販売が影響したとの臆測を否定した。

 DBSと傘下のPOSB銀行では、23日にネットバンクのサービスに接続しづらくなる障害が発生。翌24日にいったん復旧したものの、同日中に再発した。

 25日付の地元紙The Straits Timesによると、ミャンマーの複数の報道機関が23日、今回の障害はミャンマー国民がDBSやPOSBのオンラインサービスを利用してNUG発行の国債を購入するため大量の取引を行ったことが原因となったと報じた。

 DBSはTwitterの投稿で「DBSのデジタルサービス障害は、ミャンマーの国民統一政府(NUG)発行の国債の販売に関連しているという噂がある」と指摘、「DBSはそのような債券を販売しておらず、事実ではない」と説明した。(時事通信社提供)