国軍が仕掛けた地雷が爆発、被害者が地雷代を要求される

 マグウェー管区プィンピュー郡のMytel通信施設付近で10月27日午前、国軍によって仕掛けられた地雷が爆発した。この爆発で村人所有の馬が被害を受けたが、国軍側から地雷代金を弁償するよう要求されたことが明らかになった。DVB Burmese Newsが伝えた。

 調べによると、プィンピュー郡ティッバディコン村に建設されているMytel通信施設の周囲を移動していた馬が地雷を踏み爆発、馬の脚が失われた。地雷は国軍が仕掛けたもので、国軍は地雷が無駄になったとして村人に30万Ks(およそ19,000円)を支払うように要求したという。

 同郡では、10月23日にも国軍が仕掛けた地雷が爆発し牛が死亡する事件が発生、この際も国軍は30万Ksを支払うよう要求した。馬の相場価格は1頭200万Ks(およそ125,000円)、牛は100万Ks(およそ63,000円)と高価で、村民は大きな損害を受けた上に地雷の補償を要求されている。