NUGが新ASEAN大使にボ・ラ・ティッ氏を任命

 民主化勢力により樹立した国民統一政府(NUG)は10月26日、新しいASEAN大使としてボ・ラ・ティッ氏を任命したと発表した。Radio Free Asiaが伝えた。

 ボ・ラ・ティッ氏は、セイン・ウィン首相が率いるビルマ連邦国民連合政府時代(1990年~2012年)に建設大臣や外務大臣などを歴任、国連ミャンマー代表団のメンバーだった。

 ビルマ連邦国民連合政府は、かつてアメリカ・メリーランド州のロックヴィルに存在したミャンマー(ビルマ)の亡命政府。軍事政権による民主派弾圧に対抗するため、1990年の総選挙で選出された民主派議員によって樹立された。ミャンマーの政治体制が民主化されたことを受け、本国での民主化運動へ合流する目的で2012年に解散した。

ボ・ラ・ティッ氏