ミャンマーの消費財輸入、32億米ドルに減少

 ミャンマー商業省は、2020年10月1日~21年9月17日の消費財輸入額が、前年同期比1.5%減の32億4,900万米ドル(およそ3,570億円)だったと明らかにした。Eleven Mediaがが報じた。

 ミャンマーは隣接するタイを含む外国からのせっけんや歯磨き粉などの輸入を一時制限。外貨準備高を取り崩さずに、自国の産業を保護する狙いがあるといわれる。

 一方、20年10月から21年7月の工業製品の輸出額は前年同期比22%減の62億米ドルだった。主力品目である衣料品(裁断・縫製・梱包する受託加工方式のCMPビジネス)の需要が減退。ヤンゴン管区ラインタヤ郡で操業するミャンマー・ユニークは、新型コロナウイルス感染症の流行と国内の政情不安で受注が激減し、工場を閉鎖している。(時事通信社提供)