軍評議会が紙幣の増刷を計画、NUGは協力企業を処罰すると発表

 軍評議会が新たに現地通貨チャットの紙幣を印刷する計画があり、国民統一政府(NUG)は外国企業に対し協力しないよう8月27日付で呼びかけた。Mizzima-News in Burmeseが30日に伝えた。

 NUGの計画・財務・投資省ティン・トゥン・ナイン大臣の発表によると、軍評議会は新たな紙幣を印刷するために外国企業に接触しているとの情報を入手しており、紙幣の印刷に必要な原材料や技術を外国企業が提供した場合、処罰するとしている。軍評議会は不当な手段により政権を奪取した組織であり、紙幣を印刷する資格はないとティン・トゥン・ナイン大臣が主張している。

 クーデター以前には紙幣印刷の技術協力をしていたドイツ・ミュンヘンの印刷会社ギーゼッケ・デブリエント(Giesecke & Devrient)社は、3月に協力の停止を発表している。