軍評議会、芸能界24人に対する訴追を取り下げ

 軍評議会は6月29日、ミャンマー芸能界の俳優、歌手、モデルなど24人に対する訴追を取り下げたと発表した。Radio Free Asiaが同日伝えた。

 発表によると、抗議デモに参加し、SNS上で市民不服従運動(CDM)への参加を呼びかけ国内の治安を乱したとして刑法505条(国軍不敬罪)で訴追されたチッ・トゥ・ウェイさん、テッ・モン・ミィンさん、エーミャットゥさんなどの有名女優を含む芸能人24人に対して訴追を取り下げた。

 取り下げた理由として「彼らの行為は外部勢力から悪影響を受け、魔が差したため」と説明している。軍評議会は2月1日から6月20日までの間に芸能関係者100以上に対して逮捕状を出し、17人を逮捕・拘束している。逮捕状が出された芸能人の多くは、少数民族武装勢力の支配地に避難しているという。