ミャンマー国軍、少数民族武装勢力との停戦を6月30日まで延長

 ミャンマー国軍は、停戦期間を6月30日まで延長する旨の5月30日付声明文を国営新聞を通じて発表した。国軍最高司令官本部が発表したものをRadio Free Asiaが31日に伝えた。

 声明文によると「国内の少数民族武装勢力との和平交渉を円滑に進め、6月1日から開始される小中高校の学校教育で生徒たちが安心して勉強できるよう、停戦期間を6月30日まで延長する」と発表した。しかし、治安を乱す破壊行為は例外として適切に対処するとしており、予断を許さない状況が続いている。

 ミャンマー国軍は、4月30日にKNU(カレン民族同盟)が支配する地域に対して4回の空爆を実施後、一方的に5月1日から31日までの停戦を発表していた。