ミン・アウン・フライン国軍最高司令官、私立病院の開所式に出席

 軍事政権トップのミン・アウン・フライン国軍最高司令官は5月3日、ヤンゴン市内ヤンギン郡区モーガウン通りに建設されたモーガウン・ヤダナー産婦人科・小児科病院の開所式に出席した。国営新聞Myanma Alinnが5月3日に伝えたもの。

 この病院は国軍系のミャンマー・エコノミック・コーポレーション(MEC)が建設・運営するもので、国際的に名高い医師が高度の人工授精、体外受精、顕微授精などの不妊治療を行うことができ、CTスキャンなどの最新鋭の医療機器を備えている。

 発表によると、開所式にはミン・アウン・フライン国軍最高司令官、国家統治評議会のマウン・マウン・チョー大将、モー・ミィン・トゥ中将、イェー・ウイン・ウー中将、保健・スポーツ省のテッ・カイン・ウイン大臣、ミャンマー・エコノミック・コーポレーション(MEC)社長のニョー・ソー大将、ヤンゴン管区統治評議会のラ・ソー議長などが出席した。

 医療が脆弱なミャンマーにおいて、国軍が病院施設の拡充などの実績を誇示する狙いがあるものと思われる。