「総選挙をやり直してもNLDは参加できない」国軍報道官が発表

 国軍の報道官が、2年以内に総選挙を実施するが、国民民主連盟(NLD)は参加できないとの見通しを発表したことがわかった。ロシアの通信社であるRIAノーボスチのインタビューに国軍報道官のゾー・ミン・トゥン少将が答えたものを国営新聞Myanma Alinnが4月25日に伝えた。

 ゾー・ミン・トゥン少将は「2020年の総選挙は不正があったため、やり直すこととした。憲法に規定されているように非常事態宣言の期間は1年間で、6か月延長できる。そのため、2年以内には総選挙が行われるだろう。しかし、NLDは次の総選挙には参加できないだろう。なぜならば、国民政府(NUG)という政府組織を設立していること自体が法律に違反する犯罪行為だからだ」とコメントした。